3. デマンド値とは?契約電力が決まる仕組みをわかりやすく解説

近年、エネルギー価格の高騰に伴い、企業の電気代削減は喫緊の課題となっています。特に法人向けの高圧電力契約において、電気料金の基本料金を決定づける「デマンド値」の仕組みを正しく把握することは、効果的な省エネ施策の第一歩です。「なぜ突然電気代が上がったのか」「どうすれば基本料金を下げる仕組みを作れるのか」とお悩みの方向けに、デマンド値の定義から契約電力が決まるルール、そして空調による効果的な対策までをわかりやすく解説します。

Q1. デマンド値とは何ですか?どのような単位で表されますか?

回答: デマンド値とは、30分間(毎時0分〜30分、30分〜60分)に消費された平均電力(単位:kW=キロワット)のことです。電力会社はスマートメーターを通じて30分ごとの電気使用量を常に計測しており、この30分単位の平均電力をデマンド値と呼びます。

Q2. 高圧電力の「契約電力(基本料金)」はどのように決まる仕組みですか?

回答: 高圧電力(500kW未満の実績値契約)における契約電力は、「過去1年間(当月および過去11ヶ月)の各30分デマンド値のうち、最も高かった最大デマンド値」に基づいて自動的に決定されます。

例えば、ある猛暑日のたった30分間だけエアコンが一斉にフル稼働し、一時的にピーク電力(例:150kW)を記録した場合、その後1年間はその150kWを基準とした高い基本料金が適用され続けます。

Q3. デマンド値が最も跳ね上がる原因は何ですか?

回答: 法人施設や店舗において、デマンド値を跳ね上げる最大の原因は「業務用エアコン(空調設備)」の同時稼働です。

特に夏の猛暑時や冬の極寒期、開店・始業直後などに複数のエアコンが一斉に高負荷で稼働することで、短時間で一気にピーク電力が上がり、最大デマンド値を更新してしまいます。

Q4. デマンド値を抑えるためにエコミラはどのように貢献しますか?

回答: エコミラは、施設全体のデマンド値を常時モニタリングし、設定した目標デマンド値に近づくとエアコンのインバーター出力を自動で調整(セーブ運転)します。

完全停止させずに電力を抑制するため、室温の快適性を維持したまま年間最大デマンド値の更新を防ぎ、翌年以降の電気基本料金を大幅に削減することが可能です。

まとめ:デマンド値をコントロールして確実に基本料金を削減

デマンド値の仕組みと対策の要点は以下の通りです。

  • 基本料金の基準: 過去1年間で最も高かった「たった30分間の最大デマンド値」で決まる。
  • 最大の要因: 夏場・冬場の空調(業務用エアコン)の一斉フル稼働。
  • 解決策: エコミラを活用し、室内環境を損なうことなく空調のピーク電力を自動カットする。

「自社の現在のデマンド値でどのくらい基本料金が下げられるか知りたい」「まずは削減シミュレーションをしてみたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせ・電力診断をご依頼ください。

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