施設の電気代削減を検討する際、自社の契約が「高圧受電」なのか「低圧受電」なのかによって、とるべき省エネのアプローチや機器の導入効果が大きく異なります。「自社の設備にエコミラは設置できるのか」「高圧と低圧で削減効果はどう違うのか」という疑問をお持ちの方に向けて、受電方式の違いとエコミラ設置の条件について分かりやすく解説します。
Q1. 高圧受電と低圧受電の違いは何ですか?
回答: 主な違いは「契約電力の大きさ(50kW基準)」「受電電圧」および「キュービクル(変圧設備)の有無」です。
- 高圧受電: 契約電力50kW以上の商業施設、ビル、工場、病院などが対象。電力会社から6,000V以上の高圧電力を自前のキュービクルで受電し、100V/200Vに変圧して使用します。電気の単価は比較的安い反面、基本料金がデマンド値によって大きく変わります。
- 低圧受電: 契約電力50kW未満の小規模店舗や一般オフィスなどが対象。電柱のトランスから100V/200Vに落とされた電気を直接引いて使用します(業務用電力・動力契約など)。
Q2. エコミラは「高圧受電」「低圧受電」のどちらでも設置できますか?
回答: エコミラが最も劇的なコスト削減効果を発揮するのは**「高圧受電」**を行っている施設です。
高圧受電施設では、デマンド制御による「基本料金の大幅カット」と、常時出力制御による「電気使用量(従量料金)のカット」の双方を享受できるため、短期間での投資回収が可能です。
Q3. 低圧受電施設の場合はエコミラを設置しても効果はありませんか?
回答: 低圧受電の場合でも、条件によっては十分な省エネ効果を得ることができます。
具体的には、「主開閉器契約(ブレーカー容量による契約)」を結んでおり契約容量を引き下げられるケースや、複数台の業務用エアコンを長時間稼働させており電気使用量(kWh)そのものを削減したいケースなどです。
まとめ:受電方式に合わせた最適な削減プランを
受電方式とエコミラ設置に関する要点は以下の通りです。
- 高圧受電(50kW以上): デマンド値の削減(基本料金ダウン)と使用量削減の両面で、エコミラ導入のメリットが非常に大きい。
- 低圧受電(50kW未満): エアコン台数や契約形態(主開閉器契約など)により、使用量削減・基本料金見直しのメリットが出る場合がある。
- 事前確認が不可欠: 電力明細書をもとに受電方式と削減ポテンシャルを確認することが重要。
自社の電気契約の判別や、設置時の具体的な削減額を知りたい方は、ぜひ電気明細を用意の上、無料の削減調査をお申し込みください。